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top_image  微生物・感染症学は、19世紀から20世紀にかけて感染病原体の研究分野として発展してきました。一時期は抗微生物薬、ワクチンの開発により感染症は克服が可能なものと考えられていました。しかし、現在も多様な新興感染症・再興感染症さらには耐性菌や日和見感染の問題が生じています。パスツール、コッホの時代に発見された微生物にもその病原性の分子機構には未だ解明すべきことが多く、病態の理解には宿主の免疫応答の解明が欠かせません。私は学部学生時代に、本教室で山浦煌一講師(後に生物資源科学部教授)に、研究の手ほどきをしていただき、City of Hope研究所留学後、産婦人科医を経て平成19年より教授として着任しました。現在も胎盤を介した垂直感染や生殖器の粘膜免疫を中心に研究していますが、複数の臨床分野、他学部の先生方との共同研究で、我が国を含むアジア諸国の小児ウイルス感染症の分子疫学、HIV/AIDSや結核における免疫応答の解析とワクチン開発、口腔・消化管・生殖器・皮膚常在菌とアレルギーを含む免疫応答、進化医学からみた生体防御といった多様な研究を進めています。

お知らせ

2021年12月20日
免疫と生殖の共進化―大野 乾 没後20年記念シンポジウム Web公開のお知らせ
2021年12月11日
第49回日本臨床免疫学会総会が無事終了いたしました
2021年04月26日
相澤志保子准教授が第73回日本産婦人科学会学術講演会で表彰されました
2020年12月15日
令和3年度研究費獲得状況
2020年04月02日
令和2年度科学研究費助成事業採択結果